能登いか屋さん お知らせ

2018年2月

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・能登小木港の"船凍いか釣り船"を取り巻く現状について

【ニュースで頻繁に報道されている

 「北朝鮮の船による”大和碓(やまとたい)”での違法操業」、

 能登いか屋さんは、なにか影響を受けているのですか?】


ーはい、そうなんです。

 近隣他国船に占領され、日本の好漁場である大和碓から

 撤退せざるを得ない状況となっている日本のいか釣り船が、

 まさしく当組合の取り扱う”船凍いか”を釣っているいか釣り船なのです。ー


 本来この時期、大和碓で漁をする時期なのですが、

 11月上旬、やはり数百隻の違法操業船に占領され、

 能登小木港の船凍いか釣り船を含めた日本全国の船が

 安全確保が難しいと判断し撤退、

 現在、大和碓より北上した海域で漁を行っています。

 (大和碓とは:日本海の能登半島と大陸の中央に位置し、海底が山脈のように

  なっている海域で、日本海有数の好漁場です。

  能登小木港のいか釣り船団は、例年初夏と秋冬に漁場としています。)

 

 

  (11/24現在の状況:石川船団の多くが大和碓で漁ができています。)

 

 


【イカがいないと聞きますが、注文しても大丈夫ですか?】

 

ー大丈夫です。

 業務用などの大口のお取引分については、

 一部控えさせていただくなど調整させていただいておりますが、

 一般のお客様にご利用いただく分につきましては、

 十分にご用意いたしておりますので、安心してご利用ください。ー

 

 

 

昨今、全国のお客様からこのようなご質問を受け、ご返答やご説明をさせていただいております。

皆様からのご心配と応援のお声もたくさん頂戴しており、大変ありがたく感謝申し上げます。

 

 

 

 


本来、”船凍いか釣り漁”は定置網などと異なり、「追い漁」であり、

イカと共に漁場を移動します。

しかし、今年は日本有数の好漁場である大和碓が占領され、

本来のいか釣り漁が出来ない状況です。

 

そもそもイカ資源が、地球規模での「海洋環境の変化」により減少しており、

前々年からは世界的な大不漁となっております。

業界では「イカパニック」とまで呼ばれている状況です。

そのような中での今年の北朝鮮のミサイル、そして違法操業による日本の漁場占領と、今、日本海のイカ釣り漁は、これまでにない大変厳しい現状にあります。

 

今年6月、初出港日の前日、北朝鮮が日本海を落下地点としてミサイルを発射。

翌日出港予定だった能登小木港の船凍いか釣り船団は、命を懸けて出漁を決断、

現在も日本海でいか釣り漁を行っています。

 



当組合は、いか釣り漁師が文字通り“命がけ”で獲ってきたいかを、

水揚げの都度確保し、

これまで通り大切に加工して皆様にお届けしています。